
2022年09月01日 ニュースリリース
慢性腎臓病および全身性高血圧症への適応を持つセミントラ®10 mg/mL 新発売について
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長:青野吉晃)と日本全薬工業株式会社(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:福井寿一)は、猫の慢性腎臓病と全身性高血圧症に適応する動物用医薬品「セミントラ®10mg/mL」を 2022年9月1日に発売することを決定しましたのでお知らせ致します。
製品概要は以下の通りです。
1.組織RAASまできちんとブロック
アンジオテンシンⅡの産生にはACE(アンジオテンシン変換酵素)以外にも多くの代替経路があることが明らかになっています。キマーゼ・トリプシン・カテプシンG・カリクレイン・トニンなどの酵素がACEに代わりアンジオテンシンⅡを産生することが示されています。
セミントラ®はアンジオテンシンⅡ受容体を阻害することにより、産生経路にかかわらず組織中のRAASまで抑制することが示されています。
2.AT1受容体ピンポイント阻害作用
アンジオテンシンⅡはAT₁受容体に結合することで、CKDの悪化につながる様々な作用を引き起こします。一方、AT₂受容体は腎臓保護に有益な働きを持っており、セミントラ®はAT₁受容体のみを阻害することで、腎臓にとって理想的なRAAS抑制を実現します。
3.CKDにおける2つの重要指標をWケア
セミントラ®10mg/mLはCKDにおける重要な治療指標である尿蛋白と血圧を同時にケアすることが可能です。
4.1stチョイスに最適な降圧作用
RAAS抑制効果のない降圧剤を使用した場合、体は血圧の低下に対する代償反応としてRAASのさらなる活性化を引き起こし、効果の減弱や組織障害を助長してしまう可能性があります。セミントラ®10 mg/mLは高いRAAS抑制効果から、単剤で十分な降圧効果が認められているため、猫の高血圧症治療の1stチョイスに最適な製剤です。
5.オーダーメード治療に最適な液剤
セミントラ®は食道の通過速度の遅い猫のため、飲ませやすい液剤になっています。液剤なので投与量を調整しやすく、最適なオーダーメード治療を実現します。
【効能・効果】 猫:慢性腎臓病(慢性腎不全)における尿蛋白の漏出抑制。全身性高血圧症の治療。
【貯法】 気密容器、室温保存
【包装】 35mL×1ボトル
【発売日】 2022年9月1日
【販売業者】 日本全薬工業株式会社
【製造販売元】 ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン(株)
【お問い合わせ】 日本全薬工業(株)フリーダイヤル:TEL 0120-452-793