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第45回 北海道しゃくなげ会
INDEX
概要
開催場所・日時
2013年02月22日(金)
札幌グランドホテル 札幌市中央区北1条西4丁目 011-261-3311
【テーマ】 「感染症を考える」パートⅣ
基調講演:「子牛感染症の発病要因と制御対策」
講師:酪農学園大学獣医学群獣医学類生産動物内科学Ⅱユニット 教授 小岩政照
講演1:「哺育育成預託農場における仔牛の感染症の発生実態とそのリスク要因調査」
講師:釧路地区農業共済組合 音別白糠家畜診療所 寺崎信広
講演2:「子牛サルモネラ症とその他子牛下痢症との違い
~臨床現場においてサルモネラ症を早期発見するために~」
講師:十勝農業共済組合 幕別家畜診療所 福中守人
講演3:「長期化したマイコプラズマ乳房炎対策(ある大規模牧場での約1年半にわたる対策から)」
講師:オホーツク農業共済組合 紋別家畜診療所 中川亮
講演4:「牛乳房炎由来グラム陰性桿菌における薬剤耐性について
(緑膿菌、Serratia,Stenotrophomonas,Coliform) 」
講師:根室地区農業共済組合 検査室 大西守
講演5:「日高管内における馬伝染性子宮炎対策の推進(清浄化達成までの30年の取組)」
講師:北海道日高家畜保健衛生所 笹野憲吾
家畜衛生情報紹介:「農場における衛生管理の優良事例について」
講師:北海道農政部食の安全推進局 畜産振興課 前田泰治
ZENOAQコーナー:「鉱塩セレ二クス60 TZ]
講師:ゼノアック 営業推進本部学術部副部長 角田映二
ダイジェスト
2013年2月22日(金)、札幌グランドホテル(札幌市)において、北海道内の獣医師や畜産関係者を中心に参加者を得て、第45回北海道しゃくなげ会の総会・研修会が開催されました。今回は、雪国における冬の行事の実施に伴う最大のリクスである風雪の影響を開催前日に受け、列車やバス等の交通機関の混乱があったために参加を断念した方もいらっしゃいましたが、前回並みの290余名という多数の参加を持っての開催となりました。研修会は「感染症を考える」をテーマにそのパートⅣとして、酪農学園大学獣医学群教授の田島誉士先生の司会進行により、酪農学園大学獣医学群教授の小岩政照先生の基調講演「子牛感染症の発病要因と制御対策」を始めに、道内の農業共済組合及び家畜保健衛生所所属の獣医師5名をパネラーとして、各先生から其々の演題(題名は開催日程に掲載)の講演が行われるとともに、演者を一堂に会した総合質疑が行われましたが、小岩先生による思考力を高め、伝統とされる技術や考えに留まらない対応を図ることが大事といった趣旨のお話が強く印象として残りました。また、さらに今回は、研修テーマに関連する情報の紹介として、北海道庁の家畜伝染病防疫の担当主査である前田泰治先生から「農場における衛生管理の優良事例と題して」講演が行われました。今回をもって、4年に亘る「感染症を考える」というテーマでの研修は一旦閉じることとなりますが、これまでご講演を頂いた講師の先生方に深く感謝申し上げるとともに畜産の現場において関係者による家畜臨床や家畜衛生等の一層の進展に繋がる研修会であったことを願うところです。