第28回　北部九州しゃくなげ会

学術講演：「大動物における外科的治療、手術の基礎と実践」
講師：酪農学園大学　獣医学群獣医学類生産動物外科学ユニット　教授　田口　清

ゼノアック情報コーナー：「鉱塩セレニクス６０　TZ」
講師：ゼノアック　営業推進本部学術部副部長　角田映二

2012年6月22日（金）、熊本全日空ホテルニュースカイ（熊本市）において、第28回北部九州しゃくなげ会（東建次会長）臨床関係獣医師研修会が参加者120余名で盛大に開催されました。学術講演は、酪農学園大学獣医学群獣医学類生産動物外科学ユニット教授の田口清先生が「大動物における外科的治療、手術の基礎と実践」と題して、講演されました。田口先生は、昨年度（第27回研修会）に引続き2年連続の同テーマで、今年は5項目「乳頭の手術（乳頭狭窄の切開・切除術、乳頭裂創の縫合術など）」、「臍の手術（臍ヘルニア輪の閉鎖縫合法など）」、「帝王切開手術（帝王切開術の保定と切開部位・手順、子牛の蘇生術など）」、「骨折治療（骨折整復法、キャスト固定法など）」および「蹄病の処置（蹄底潰瘍、白帯病の手術など）」について、具体的な実践につながる各論的な講義内容でした。項目ごとに質疑応答が行われ、合わせて4時間以上の大講演会となりました。参加者の要望に応えての2年連続の講演は、我が国の産業動物外科学の第一人者である田口教授のご講義を一通り学ぶことが出来き、多くの参加者が満足できる研修会となりました。