概要
開催場所・日時
2019年6月21日(金)10:30-16:45
上野 精養軒 東京都台東区上野公園4番58号 03-3821-2181
【テーマ】『畜産、生産獣医療現場での人工知能AIの利用について』
講演:畜産・生産獣医療における人工知能AIの利用
講師:農研機構 動物衛生部門 病態研究領域 繁殖障害ユニット 研究員 檜垣 彰吾
講演:ウェアラブルセンサを用いた繁殖管理技術
講師:農研機構 動物衛生部門 病態研究領域 繁殖障害ユニット ユニット長 吉岡 耕治
講演:搾乳ロボットやセンシング技術など管理自動化設備を活用した疾病管理と獣医療
講師:鹿児島大学 共同獣医学部 臨床獣医学講座 教授 窪田 力
ゼノアック情報コーナー:「製品紹介」
講師:日本全薬工業株式会社 営業本部 LA事業部LAテクニカルサービスチーム 佐藤 明彦
ダイジェスト
2019年6月21日、上野精養軒にて、第40回関東しゃくなげ会研修会が産業動物臨床獣医師を中心に約230名のご出席のもと盛大に開催されました。
メインテーマを『畜産、生産獣医療現場での人工知能AIの利用について』とし、3名の先生方にご講演いただきました。まず、農研機構 動物衛生部門 檜垣彰吾先生から 「畜産・生産獣医療における人工知能AIの利用」という内容で、人工知能や機械学習といった言葉の定義や考え方、人工知能のデータ処理の方法など大枠についてお話しいただきました。
次に、農研機構 動物衛生部門 吉岡耕治先生から「ウェアラブルセンサを用いた繁殖管理技術」というタイトルで、商業レベルから最新の研究まで様々なセンサーについて幅広く紹介していただくとともに、その特徴や実際のデータについても解説を頂きました。
最後に、鹿児島大学 共同獣医学部 窪田力先生から「搾乳ロボットやセンシング技術など管理自動化設備を活用した疾病管理と獣医療」という内容で、実際に先生が使用した機械やシステムについて、そのデータを如何に診療に活かし、更に今後の臨床現場に各種センサーやデバイスを導入されるにあたりどういった部分が問題になるかということを解説して頂きました。AIというと難解な響きを感じますが、3名の先生方によって理論から実践まで丁寧に解説いただいたことで、理解の深まる有意義な研修会となりました。
関東しゃくなげ会の佐々木伸雄会長、総合司会をおつとめいただいた日本大学 生物資源科学部 堀北哲也先生をはじめ、しゃくなげ会役員の先生方に感謝申し上げます。